神岡鉄道紀行 その4:

(10/26から続く日記のつづき)


日本海」を長岡駅でやり過ごした後、出発したのは覚えている。その次に気付いたのは、富山に着く前くらい。たぶん大した時間は寝ていない。ここで降りて早く神岡鉄道に行ってしまうのも、敢えて特急に乗り換えて金沢に先回りして今乗ってきた「北陸」を撮るもあり。そんなことをボーっと考えていたら、気付けば停車している。

ついさっきの懸念がまさに今!
一度疑似体験しているので慌てないぞw

手早く荷物をまとめ降りる。忘れ物も無い。デジカメを手に、とりあえずEF81を撮る。1号車だから近くてよかったが、ホームの端過ぎて全景は撮れない。回りを見渡して見ると、朝の金沢駅には結構いろいろ止まっているみたいだ。順に撮るが、後で帰宅してから見たら、暗さに負けている。調整したつもりだったのだが露出があってない。前にも書いたが金沢駅は暗いので撮影には向かない。


ここから「はくたか3号」で富山に戻る。やっぱり特急は早いし座り心地がいい。金沢で買った駅弁「利家御膳」(1,000円)を食べながら前回あんまりゆっくり見れなかった車窓を楽しむ。


 ↑ 「利家御膳」

幕の内風にいろいろ入っている弁当。駕籠型の二段重ね容器に、ひょうたん型をした日の丸御飯や、うなぎの蒲焼、和菓子なんかも入ってました。幕の内とかまず食べないんだけど、これは美味しゅうございました。オススメです。


腹を満たしてちょうどよく富山に到着。高山本線の出発まで22分の持ち時間は「トワイライトエクスプレス」がタイミング良く来るので撮っておく。そして高山本線はキハ120形。この車両は掴まる所が少なくて、座れないと乗りづらい。
46分乗車で猪谷駅に着く。乗換時間は2分しかなく、降りる前に運転手にせかされる。いよいよ神岡鉄道だ。

きっぷを買うひまは無いので、そのままとりあえず乗車。ホームにはカメラマンがいっぱい。ホームも込んでいるが車内も混んでいる。年輩の方が多い印象をうけたが、振り返ってみてもその印象は間違いではなかった。


こんな感じでここまでやってきて、神岡鉄道を体験。最初で最後の往復だ。そして戻りがまた混んでいる。往路で乗った猪谷駅8:56発はまだ良かったが、遅れが出始めてからはなだれ式に遅くなったようで、10:39到着10:45発予定の列車は完全に遅れていた。猪谷で接続するJRは2分しか接続時間が無いのだけど、大丈夫か?

猪谷から乗り継ぐJRはこちらの到着を待っていて、10分くらい遅れて発車。きっぷのチェックすらしてもらえないが、出発してからは、車内を回って富山で「サンダーバード26号」に乗り継ぐかどうかを聞いている。この辺りJRはきちんとしている。

予定では自分もそれに乗ることにしていたが、突然聞かれたので把握できずに返答し損ねたのと、時刻表ですばやく次の手を見つけられたので、予定をちょっと変更。富山でそばを食べてから「はくたか6号」に乗る。これに乗れば和倉温泉まで直行でいけるし。温泉でさっぱりして再び戻る。高岡から氷見線で氷見まで行って寒ブリを食べる予定だったけど、腹が減らず気が乗らないので予定変更。


暗くなった高岡の町を雨の中散策。瑞龍寺まで歩く。夜景を撮るつもりだったんだけど、ライトアップしてあるわけではないので微妙な写真になってしまった。イマイチな気分のまま駅まで戻るがまだ腹は減らない。跨線橋から駅構内の撮影をすると、夜景らしい写真になった。これでちょっと気をよくして、駅の反対へ行くことに。駅の地下の飲食店街は見事に開いていない。きれいなんだけど日曜夜のせいか人気のない町。


小腹が空いてきたので丼物屋でいくらとろ丼みたいのを食べる。無理を承知で、デジカメのバッテリの充電をお願いしてみる。ありがたくもOKしてもらえた。これで、家までバッテリが持ちそうだ。


帰りの「北陸」が来るまであと2時間以上。いったん金沢に戻って金沢から乗ることを検討したが、「日本海」が22時過ぎに来るみたいなので、撮影するために高岡にとどまることに。これがまさかまさか。日本海到着時に貨物列車が見事被って台無し。こればっかりはしょうがないんだけど。


さすがにテンションが落ちてきたので、のんびりと帰りの「北陸」到着ホームに行く。これで帰れるー。乗って少ししたらもう爆睡。今度は途中でも起きずに上野到着少し前に起きた。5分くらいの遅れで無事到着。さ、これから出勤しなければ。