神岡鉄道紀行 その3:続「北陸」搭乗記


(10/26から続く日記のつづき)


ふと、目が覚めた。いつものように爆睡していたので寝起きはいい。列車は停止している。向かいの上段の人がガサガサと慌てて出て行く。周りは恐ろしいほどシーンとして気配が感じられない。

もしかして!?
あわてて浴衣を脱ぎズボンをはく。メガネをかけ時計を探す。今何時だ?


3時前。夜中だ。


向かいの人が帰ってきたみたいだ。トイレか・・・な。


マジで寝過ごしたかと思った。とりあえず状況確認をしようと静かにベッドを降りる。デジカメも忘れずに持っていく。車掌がホームに降りようとしているのが見えた。きょろきょろとしてやーっと駅名が見えた。長岡らしい。
ここでやっと理解できた。長岡で運転停車して牽引する機関車の付け替えがある。それで止まっているだ。すっかり起きてしまったので、付け替えを撮影。ホームには降りられないけどね。


 ↑ 客車側から見たEF81 斜めってるのは寝起きなんでご愛嬌

ベッドに戻ってこの顛末をメモって寝ようとした時にとなりの線路を列車の駆け抜ける音が聞こえる。「日本海」だ。こんな調子じゃ、夜行列車で途中で降りるという選択肢は自分には無理だなーなどと思いながら、再び眠りについた。


(まだつづく)