土・日きっぷ漫遊紀2007春:体験レポート

 時系列で追っても、いつものように短文に終わってしまうので、今回はネタごとに書いてみる。
 あまりなじみのない人が読んで興味を持ってくれればうれしい(そんな人はこんな日記読まないかな)

シート

 座席の座り心地。今回のようにたくさんの車両に乗ると、どうしても一番良かったものと比べてしまう。

  1. 東武100系スペーシア
  2. 183系・189系グリーン車 サロ189(デラックスグリーン車)
  3. 651系他 残りの特急

スペーシアは文句なし。デラックスグリーン車は2−1の3列配置で自分の席は1列席だったが、これはいい。横がいないので自由な反面、寄りかかるところがないのと、窓際でありながら通路にも面しているのでそこはちょっとイマイチかも。いっそ、シートの向きを窓の方に向けてくれた方がいいかも。

 ↑ スペーシア(これは別の日に撮った写真)

 ↑ スペーシアのシート

眺望

 やはり列車の旅では、景色は大事だと思う。いつもいつも同じようにビルだ看板だしか見えないんじゃつまらないし。ここでは、景色を評してもしょうがないので、その見やすさを比較。

  1. 2100系(アルファ・リゾート21)
  2. E4系

 アルファ・リゾート21は、伊豆急の車両で、「リゾート踊り子」で乗れる。
 海側(東海道線大阪方面を向いて左側)の座席は、はじめから窓の方を向いているから、景色の見やすいことこの上ない。熱海から東京方面に乗ったから、海を見ていたのはほんの少しでほとんど町だったりしたけど。ホームに止まった時に人がいて目があったりすると少し恥ずかしい。ちなみに眺望はいいが、シートはイマイチ。
 あとは2階建ての強みでE4系Maxかな。あとは大して変わらない。「きらきらうえつ」ぐらい窓が大きければいいのに。

内装

 雰囲気の良さ。昔と違って、どれもこれも同じ感じという事はなく、車種ごとにいろいろ違いがある。

  1. 東武100系スペーシア
  2. 2100系(アルファ・リゾート21)

 スペーシアは、さすがにバブル期製造の東武鉄道を代表する車両だけあって、シートだけでなく内装も雰囲気もホテルのような落ち着いた感じがしていい。あまり良すぎて鬼怒川温泉に着いてがっかりしたりして。
 アルファ・リゾート21も天井まで使ってすごく爽やかな感じがいい。
 E653系253系はシートやカバーの色がハッキリしていて清潔感がある。

 ↑ アルファ・リゾート21の車内 左側の席が窓の方を向いている

乗り心地

  1. スペーシア
  2. E653系
  3. 651系

 またしてもスペーシアが上位。静かだった。心地よかった。眠くなった。E653系は眠りたいのに心地よいう眠りに誘われないくらい揺られた記憶がない。あとはそう変わらないが、651系が静かだった気がする。

 ↑ E653系
 

便利さ

  1. 新幹線
  2. ムーンライト信州/えちご
  3. フレッシュひたち/スーパーひたち

 これは、日々大量高速輸送を担っている新幹線に勝るものなし。自動改札に乗車券と指定席券を一緒に入れれば検札省略というのはすごくいい。
 ムーンライトは夜行の快速列車。寝ている間に移動して起きたら別の所にいるというのは、やはり大きなアドバンテージだと思う。
 ひたちは本数多くてすぐ乗れるのがいい。北陸本線でじゃんじゃん特急が走っていたのを思い出す。あずさ/かいじも本数は多いのだが、都心に近い所でのスピードが遅いのでひたちに軍配。

スピード

  1. 新幹線
  2. フレッシュひたち(スーパーひたち) 651系

 新幹線は、まぁ当たり前。651系も土浦の次が柏だったのもあり早かったのだけど、揺れを感じなかったことがいい。
 つくばエクスプレスのスピードに慣れると、どれもイマイチ物足りない部分が。
 こう考えると、ほくほく線の「はくたか」を乗り損ねたのはイタイ。

車内販売

 全てダメ。魅力を感じない。そもそも乗る前に何が売っているかわからないので、アテにする気にはならない。人がたくさん並んでいても、ホームなんかで駅弁屋やNEWDAYSでの確実ゲットを選ぶ。
 車販をウリにしても、そのために乗るのはそれこそマニアしかいないだろうが、「この列車にはこれが」みたいな特徴をもっと持ってもいいのじゃないか?
 

その他

 これは仕方ないことなのだが、「ムーンライトえちご」乗車時すぐ後ろの席に座ったおっさんのイビキがかなりうるさかった。さらにフットレストの上で足をバタバタさせるので自分の椅子に響く。最悪だった。
 また、半室グリーンの構造は構わないのだけど、普通席一番前に座った奴が扉のセンサーに足を投げ出していて扉開きっぱなし。これも最悪。グリーン車としての質も「〜信州」の方が良かったし悪印象この上ない。決して悪い席じゃなかったのだけど。

結局

 列車の旅そのものを楽しむ事を求めると、内装から全てにおいて高レベルを求めたくなるが、そうすると当然ながら企業としての鉄道会社が求めたい”効率”とは相反するんだろう。大人数で楽しむ旅行なら、そこまで贅沢でなくてもあっという間に現地についてしまう気もするのでなんでもかんでも豪華さを求める必要もないとは思うが。
 しかし、成田エクスプレスの集団見合い式座席などは、もっとどうにかなるだろうと思う。乗り物に酔う人なら、後ろ向きはキツイだろうし全席指定席じゃ席を替えることも出来ない。自分は乗り物酔いはしないが、後ろ向きだと景色が楽しめない。グループでも席を向かい合わせに出来ない。

 総合的に見てよかったと思えるのは、この2つ。

  1. 東武100系スペーシア
  2. 2100系(アルファ・リゾート21)


 ↑ アルファ・リゾート21と車掌さんに帽子を被せてもらって記念撮影している子供

 人に「これいいよ」と薦められるかどうかが基準。見事にJRの車両じゃないね。両方とも観光地(温泉地)に行く列車なので、これで旅行企画してもいいかも。


 次を挙げれば、651系E653系が続く。
 これは座りごこちと速さ、あとは運行上の問題だが、本数が多いのですぐ乗れる。地元なのでよく目にするが、近すぎて使い道がなく乗ったことがない。土・日きっぷで、短距離だろうが遠回りだろうが無駄にいろいろ乗れたおかげでやっと初乗車。


 ここまで書いてめずらしく写真を入れていないが、マヌケな事に写真の入ったxDが読めない。8種類読めるカードリーダがあるが、対応していないのだ。これにはショック。どこかでなにかを手に入れないと。
 写真は後日差込む予定。

今後の旅

 鹿島鉄道を廃止前に体験しに行く以外未定。鹿島鉄道は車で現地に行くかもしれない。
 ひまが出来たらいつでも行けるように用意しておいたネタは残念ながらストック切れ。
 いつもいつもこんな無茶ばかりはしていられないが、なにか閃かないかなと思いつつ、やはりネタをついつい探してしまう。ネタ提供歓迎します。