北海道縦横無尽の旅'07 2日目:留萌本線制覇に増毛へ


やっと着いた札幌。さすがに片道16時間の旅路は長いね。
カバンが重く、撮影の邪魔になるのでコインロッカーに速攻つっこむ。
大都市ターミナル駅の常か、札幌駅も撮影にはちょっと暗い。
それでも札幌に到着して一息つくまもなく、写真撮影にいそしむ。
ネットでは見たことあるけど現車を見たことないものばかり。
到着時間が9時過ぎなので、出勤する社会人でいっぱいなのが心苦しい。ちゃんと有給休暇なんだけどね。


3時間近く時間をとっていたにもかかわらず、結構あっという間に時間が経ち、深川に特急「スーパーホワイトアロー」(以下「SWA」)で移動。これは10月1日のダイヤ改正でなくなってしまう列車の1つ。結構なスピードで北海道の広大な地を駆け抜ける。つくばエクスプレスとあんまり変わらないけど。


 ↑ 785系特急「SWA」

昼飯は車内で『石狩鮭めし』をいただく。鮭といくらのオーソドックスな駅弁。北海道1発目の駅弁。


 ↑ 『石狩鮭めし』

深川から留萌本線に乗って終点の増毛駅まで移動。
昔はニシンや石炭などで栄えていたらしいが、いまではたまにSLが走るだけで普通のローカル線。途中留萌駅までは山の中、留萌からは海沿いを走るので車窓はガラリと変わる。
ここで留萌エリア統一。携帯のバッテリがやばくなってきたので一切使わないようにしておく。失敗な事に、携帯充電器をカバンに入れっぱなしにしていたまま。


 ↑ 増毛駅 あいにくの曇天

終点増毛からの戻りは、乗ってきた車両の折り返し。発車は90分後なので散策に向かう。
最北端の酒蔵があるようなのでそこに向かう。今回は下調べ無しで足の向くまま。
そこは国稀酒造という酒蔵で、日本酒の試飲が出来る。
何種類か頂き、本醸造の限定日本酒を酒好きな両親と友人に1本ずつ購入。
酒蔵のラーメンとやらも興味を引かれたので自分のためにこちらも一緒に早速宅配便で送ってしまう。道中長いので荷物は増やしたくない。


 ↑ 国稀酒造

増毛駅まで戻り、留萌本線をさかのぼり深川からさらに滝川駅まで移動。22日にまた来るので、駅の下見を兼ねてここでまた暗くなるまで撮影。ラッキーな事に、試運転中の新型車両789系1000番台に出会う。


 ↑ 試運転中の789系1000番台 
   今回の旅の間はまだ営業運転していないので乗れないのが残念

札幌発の夜行に乗らなければならないので札幌まで戻るのだが、見ていると札幌行きの特急は自由席があまり空いていない。自由席ならフリーパスで乗れるのだが、みどりの窓口で追加料金を払ってuシートという指定席を購入。1回くらい体験しておきたいしね。
乗ったのは特急「ライラック」。こちらも「SWA」と統合された上で「スーパーカムイ」という名の特急に生まれ変わってしまうのである。


 ↑ 特急「ライラック

札幌に20時ジャストに到着。夜行の発車は23時10分。増毛の時点で携帯だけでなくデジカメのバッテリも2つ目を使っていたのでこの3時間を使い、駅前のネットカフェに行きDS Liteも含め一斉に充電。ついでに日記をちょっとだけアップ。
時間ギリギリまで充電したおかげで生き返る。


札幌駅に戻り、駅弁を購入。夕飯がまだなのだ。
洞爺湖サミットチップ寿司』を購入し、列車を待つ間に駅で食べる。これは2008年7月に開催される北海道洞爺湖サミットを記念して作ったものらしく、洞爺湖産のチップ(ひめます)と北海道産のきらら397とほしのゆめのブレンド米の寿司弁当。あまり量は多くなく適量。


 ↑ 『洞爺湖サミットチップ寿司』

腹も満たして北海道の東側:釧路駅に向かう特急「まりも」に乗る。寝台車だけでなく座席車もある夜行列車。これは10月のダイヤ改正で臨時列車に格下げになる。いいタイミングの旅行だった。
北斗星」のような個室はなく、普通のB寝台。あえて上段をとっておいたので、荷物置き場には困らない。下段には荷物置き場がないのだ。留萌本線でウトウトしていたのもありちょっと寝つきが悪かったが、程なく就寝。明日も忙しいぞ。


 ↑ 夜行特急「まりも」